里山でホタルの饗宴
湯の花温泉情報
世の中で最も美しいもののひとつが、もうすぐ亀岡市に現れます。
「ホタルの光」である。
ホタルと日本文化の関わりは深く、古くは「日本書紀」にも登場している。
ここで少しホタルについて解説しよう。
光の明滅運動は、求愛行動と考えられている。
飛翔しながら強い光を放つのがオス、草の上で弱く光っているのがメス。
しばらくジィ~~ッと見つめていると、各々がバラバラに光っていたのが、
徐々に呼吸を合わせるように一斉に同じ明滅を繰り返すようになる。
一般に「シンクロ(同調)」と呼ばれる行為だが、これも求愛行動のなせる技。
自分ひとりで光るより、みんなで光る方が輝きが強く、遠くにいるメスの興味を引きやすいのだとか。
正に愛の光なのだ。
美しいはずである。
ちなみに、愛が成就する確率は1割程度だという。
私の恋愛成就率よりも数段高いような気がする。
ホタルは一生の大半(約9カ月)を水中で過ごし、成虫となってからは1~2週間。
飛んでいられるのはせいぜい3~5日程度だ。
しかも成虫となってからのホタルは、わずかな水分を補給するだけで、
ほとんど食べ物を口にしない。
幼虫の間に蓄えた養分だけで一生を終える。
飯も食わず、3日程度の青春に命を懸けて恋をしているのだ。
子孫を残そうとしているのだ。
だから絶対に捕まえて持ち帰ってはならない。
数百、数千のホタルを目の当たりにすると、
「少しくらいいいだろう」
「持ち帰って、来られなかった友達に見せてあげよう」
という気持ちが湧くことは理解出来る。
がしかし、目の前の5匹を捕まえるのは、5匹だけではありません。
その5匹が生むはずだった未来の子供たちをも捕まえることになるのを忘れないでもらいたい。
というわけで、
乱獲を防ぐためにも観賞スポットは公表しません m(_ _)m
ホタルの光を見たいあなたは、湯の花温泉へお越し下さい。
こちらの都合にもよりますが、
秘密のスポットをお教え出来るかもしれませんよ!
里山でホタルの饗宴を堪能しませんか!?